2018年11月29日

御神木をみあげて

木の年輪を教わると、樹齢100年は優に超えたものばかりで、神社などにあるものは400年などの大木がご神木として祀られていることもしばしば。その壮大なスケールは人間の寿命では到底到達できない生命の息吹と循環を学ぶ。ここ加尾の庭のご神木である銀杏からは今年もたくさんのぎんなんを頂戴した。そして今、紅葉の見ごろを迎え、来る人々の心に感動を伝えている。同じ場所に根を生やし、生き抜いていく力、変わりゆく時代の景色や流れをどんな風にとらえながら存在し続けてきたのだろうかを想いを馳せる。
木や森に詳しい知識がなくとも、木を伐採するときに理をいれて、お神酒をながし、祝詞をあげる日本の習慣は子供ながらに鮮明な記憶とともに、とても大切なことだと
感じていたし、その様から受け取る精神性は己の生きざまのいろんなところに垣間見ることとなっているようにも思う。お心遣いや配慮する気持ち、思いやること、そんな調和の精神が、木をみて、木とともに育ち、木々を敬うことで、自分のなかにも未熟者ながら育っているとおもえばとてもうれしい。
私の実家は当時建具屋さんだった。父は家を作れるひとだったし、小学校にあがったときは、手作りの学習机であった。当時はキャラクターものの既製品がうらやましくて仕方なかったが、今となっては贅沢なことだと感じる。
父は、最近カンナも削れない若い衆ばかりだとつぶやく。私もカンナは扱えないが、べつのしかたでごくごく身近に自然や木々とつきあえる生活のなかで暮らしていきたいと切に願う。

 

 

 

 

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